ミクロアース物語1.04の文章について

 ニューミクロマンの人物紹介は以下のいくつものカタログで行われています。時間経過と共にその内容も変化していますが、それも彼らの「成長」と見なして全ての記述を含んだキャラクター紹介をここで行うことにしました。この後にはサラムが登場し、アースダッシュの仲間を除いて全員がそろうことになります。初年度のカタログにある専用メカの記述はそこからの引用ですが、昭和57年以降の専用メカの記述は、カタログから引用したものではありません。


『宇宙からやってきた小さな巨人…ミクロマン』 昭和56年
 個人設定は最も詳しく記されている。全員違うポーズをつけた写真は、発売されたものとは違うところもある。006、007、008の胸にステッカーがある所は、カプセル入りで単体発売されたものと同じだが、002、003、005はカプセル入りのものではなく、強化スーツとセットで発売された形に近い。ただし、005の写真は緑色の素材にメッキを施した部品を胸につけているが、一般的にはメッキなしだった。また、004の写真に見られる蓄光パーツは、黄色い無蓄光の素材に変えて発売されている。銃などの付属品は写っていない。
 001はウェーブブレストを装着。002の名前はイリヤと表記。
 

『地球を守る10人の仲間ニューミクロマン』 昭和56年
 上のカタログよりも少ない量の文で紹介がまとめられているが、重複しない内容もある。
 使われている写真にはシールや銃などの付属品がない。旧製品が用いられているところもあって、001のブレストはジェシーのイエローブレストに、005の胸の部品はミクロマンコマンド3号の蓄光部品になっている。
 002の名前はイリアと表記。

『ミクロマン・ファン・クラブ新聞』Vol.7 昭和56年
 昭和56年の2つのカタログに載っている人物設定とほぼ同じだが、004の記述がやや詳しい。
004 エイジ 彼は小さい頃アクロイヤーの手先であった友だちにうらぎられて人間不信に陥った。それから、うらぎらないメカが好きになりついにミクロライダーを造る。ミクロライダーはバイクからロボットに変化する驚異の新兵器だ。
 001と004の写真が入れ替わっているところがあるので、注意が必要。
 001はウェーブブレストを装着。002の名前の表記はイリアとイリヤの両方が混ざっている。

『ミクロマン…宇宙からやってきた小さな巨人。』 昭和57年
 ミクロアース物語1.04のタイトルはここから取った。
 ミクロマンの人物紹介はごく簡単だが、ミクロボーグ3人の人物設定が載っている。写真に使われているボディカラーが最も有名なものであると思われ、ミクロアース物語1.01の写真もこれを意識して撮影してある。ただし、これもカプセル入り単品発売の一般的な仕様とは異なっている。ここでは002、003、005の3人が強化スーツ版のカラーで載っており、004と007のシールもない。
 001はウェーブブレストを装着。002の名前はイリヤと表記。

『ミクロマン MICRO CHANGE』 昭和58年
 2つ前の『地球を守る10人の仲間ニューミクロマン』と同じ形式で作られている。011サラムが加わったほか、それまでの設定に以下の事柄が付け加えられた。
001:チーフオペレーター。冷静な判断力でミクロマンチームのリーダーとなる。
002:作戦司令室参謀。
003:対アクロイヤー戦闘隊長。やさしいが歴戦の勇士だ。
004:テストパイロット。
005:特殊部隊のリーダー。こん難な作戦ほど確実にすいこうする。
006:火器の設計技師。アマノジャクだが高性能メカの発明家。
007:射撃班のリーダー。少々早とちりの所もあるが、ねらった的ははずさない。
008:ミクロアカデミーの大天才。地球の文明に興味を持っている。
009:エンジニア。こわれたメカの性能をアップさせる。冒険家でもある。
010:メディカルセンターの医者。健康管理とアクロイヤーの生態観察をする。
 002と003の写真が入れ替わっており、注意が必要。全てカプセル売り単品版の写真が使われているが、シールは貼られていない。
 001はパネルブレストを装着。002の名前はイリアと表記。

『君を守る秘密メカ…ミクロチェンジシリーズ ミクロマン』 昭和58年
 ミクロアース物語1.04冒頭の文章はここから引用した。人物設定は記述されておらず、集合写真でナンバーと名前が紹介されているだけ。002はイリアと表記。


ミクロアース物語1.04の画像について

 発売されたミクロマンにカタログ写真と同じポーズを取らせて撮影した写真を載せています。001〜010は『宇宙からやってきた小さな巨人…ミクロマン』(昭和56年)を参考にし、011は『君を守る秘密メカ…ミクロチェンジシリーズ ミクロマン』(昭和58年)に掲載されている写真とそっくりになっています。
 ニューミクロマンはカラーバリエーションが豊富ですが、カタログ写真に近づけるため、できるだけ同じ仕様のミクロマンを用いて撮影しています。なお、001はウエーブブレストを装着していますが、ミクロマンパワーアップセットのブレストを用いて撮影しました。また、004は黄色い無蓄光のバーツをミクロマンコマンド1号の蓄光部品に換装して撮影しました。005はカタログでは胸に無蓄光、メッキ付のパーツをつけていますが、同じ仕様のものは用意できませんでしたので、一般的な強化スーツ3の005で撮影しました。001〜005のカタログ写真は肩が透明パーツになっていますが、肩が乳白色の最も一般的なミクロマンを用いて撮影しました。シールの状態のいいミクロマンを用いることにも気を使いました。


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